少し前の日記で紹介したこの本を読み終えた．
- 作者:大栗 博司
- 発売日: 2015/03/18
- メディア: 単行本
面白かった．良い本．
五次以上の代数方程式に解の公式がないことの話が出てきて，それ自体は他のいろいろな本で触れられてるけど，この本では珍しくその証明の概要が高校生がギリギリ理解できるくらいの難度でそこそこ詳しく解説されていていた．群論使うのね～，群論わからんけど．難しい数理的な話をわかりやすく説明するのすごいな．数式を使ってちゃんと説明するところと言葉で概要を説明するところの線引きがちょうど良くて，読んでいて納得できる．全く数式を使わないで概要だけ言葉で説明するのは安易な方法で僕はやりがちなんだけど受け取る側の納得感がないので研究発表とかでは気を付けないとな……
アルキメデスの書いた本や手紙（の写本）が現存するらしい．紀元前に書かれたものが保存されてるのすごい（写本なのでそれ自体は後世に書かれたものだけど）．そのうちのひとつの Archimedes Palimpsest は1998年にオークションでアメリカの個人が200万ドルで落札して，さらに私費を投じて科学分析を依頼して内容を復元したらしい．さらに下のリンク先で，分析結果を含めたほとんどの内容が公開されている．僕はお金持ちになりたい願望があまりなかったけど，こういうことができるならすごくアリだなとちょっと思い直した．
Archimedes Palimpsest の中身
www.archimedespalimpsest.net
オークション結果
www.christies.com
===
この前書いたゼリーのパズルの続きをやった．
天才的な閃きがあって，ずっと解けなかったステージをついにクリアできた．今まで全く予想もしていなかった解法だったので感動した．その流れでもう 3 ステージをクリアしたら，どうやらこれでゲームクリアらしくエンドクレジットが表示された．ただこれで終わりというわけではなく，おまけのステージがあといくつかあるらしい．
おまけのステージ 1 つ目から全然わからん．
===
最近小さい紙パックの飲料を買うようになった．200 mL の．容量が大きいほうが当然コスパが良いので，今まではできるだけ大きいものを買うようにしていたけど，一人暮らしだと一日あたりの消費量がかなり限られるので意識して飲むようにしないと賞味期限内に飲みきれないことがあった．飲む量で言うと大したことはないのだけど，少量でもいつも同じものばかり飲むのは精神的に辛いものがある．牛乳全然減らん．小さい紙パックを買うと金は余計にかかるしゴミも増えるしデメリットも大きいのだが，しばらくはいい塩梅を見つけてやっていこうと思う．
最近知り合いの結婚をちらほら聞くようになってきたけど，同居してたら冷蔵庫に 1 L の紙パック3本くらい入ってて難なく消費できるんだろうな．羨ましい……．
