昨日の続き.
ここで強制的に会話する状況が定期的に発生することを考えよう.
\begin{align}
\frac{d親密度}{dt} = \left( 親密度-1\right) \left( 親密度-3\right) +会話イベント\left( t\right).
\end{align}
昨日の式でいう \(a\) については \(a=1\) とした.
会話イベントが周期的に起こるとして,その頻度が異なるときの親密度変化の挙動を見ていこう.よ~しお父さん今日は数値計算で微分方程式を解いちゃうぞ~.
会話が稀なとき
この図のように周期的に会話イベントが発生することを想定する.この会話イベントの様子を先程の式に入れて,親密度が発展する様子を計算する.
周期的なパルスをつくるためにちょっとキモチワルイことをしているので,会話イベントの関数の形については聞かぬようよろしくお願いしたく…….まあ解の解析はできないやらないので,わりとどうでもいい (AA 略).
こちらが計算結果.
たまの会話で親密度が高まるものの,次の会話までの日数が長いので次に会話する頃には会話イベントが存在しないときの安定な固定点までほとんど戻ってしまっている.
たまに会話するとき
多少会話するくらいではね,変わらないんですよ.
そこそこ頻繁に会話するとき
そこそこ頻繁に会話すると,次の会話の機会になっても前回の雰囲気が少し残っているので比較的高い親密度が維持される.しかし,ある程度からは親密度が発展せず,微妙な親密度で安定してしまう.
頻繁に会話するとき
親密度 \(2\) くらいで安定するかと思いきや,\(2\) を超えたあたりから急に親密度が上昇し,そのままトモダチへ.トモダチになってしまえば親密度と会話し易さの正のフィードバックによりずっとトモダチのまま.うちらズッ友だょ!!
会話は稀だけど会話の影響が強いとき
会話は稀だけど会話の影響 (振幅) が \(3.5\) 倍の場合.たまにしか話さないけど,めちゃくちゃ話が合うような状況かな.
ほとんどトモダチとほとんど初対面の間を大きく振動しながら最終的にはトモダチに.うちらズッ友だょ!!
ある機会で会話が盛り上がっても次に会ったときには人見知りしているのはこういうことです.
最後に各場合の比較を.