2021.06.05 の日記:自分のバイクで走り出す 2 - ベネズエラの河川敷

サイクリング サイクリング
ヤッホー↑ ヤッホー→
の続き。


23:07。荒川に辿り着き、河川敷上の道に入る。


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道はこんな感じ。明かりがない。


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これは進行方向の反対側。


こういう写真は、わざわざ自転車のライトを一旦オフにしてから撮っている。そこそこ気持ち悪い。「道、暗いだろ~~~?だろ~~~?」みたいな写真を撮ろうとする意図を感じる。「この写真あとで日記に載せたろ~~~」という意図を感じる。

ほとんど何も考えずに真っ暗な河川敷の道に入っていったけど、年齢や性別やその他見た目、あるいは住んでいる国や時代の恩恵を感じる。もし僕がベネズエラ在住の小学生女子だったら一人で夜の河川敷になんて怖くて行けない。まあベネズエラに (文化としての) 河川敷があるかは知らんけど。Googleマップでざっと見たら、あった。



この辺。オリノコ川下流の三角州の辺り。きれ~な円弧状三角州。これ、テストに出ます (10年前の自分に向けて)。


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川沿いに細長く公園などが伸びている。これは河川敷と言っても良いのではないだろうか。

ベネズエラの女子小学生の僕、聞こえますか。夜になったらこの辺には来ないように。


逆に若い大人より幼い子どものほうが比較的安全だったりするのだろうか。治安が悪すぎると誘拐みたいな手の混んだ犯罪は相対的に少なくなりそうなので、子どもが単独で犯罪に巻き込まれることは珍しいのでは。と思っていろいろ見ていたら外務省のWebサイトに、

児童たちに悩みを聞いてみると,市内は特に治安が悪いため,単独で外を歩くことが出来ず,友達との外出にも必ずいずれかの親が同伴するため,学校の外で友達と思う存分一緒に過ごせない
(キッズ外務省)世界の学校を見てみよう!:ベネズエラ・ボリバル共和国|外務省 より

という記述があった。普通にダメだった。それはそうか。というか昼間でも危ないのか、ヤバ。まあ日本で昼間だとしても普通は子どもだけの外出には気をつけるか。この辺の感覚は地方と都市でけっこう違いそうだけど。

ベネズエラ大使館のWebサイトを見てみたら、首都のカラカスでは東京都と比べて殺人事件の発生率が約100倍、強盗が約90倍、誘拐が18.5倍ということで、確かに他の犯罪と比べて相対的に誘拐は少ないらしい。相対的には。

あと、同じく大使館のサイトの強盗対策のところに、

子供だけの外出は危険です。面倒でも親が同行して下さい。
Embajada del Japan en Caracas より

ということが書かれていたけど、これはどういう意図?子ども単独のときには強盗の対象にはならないと思うので、周りで発生した強盗事件に巻き込まれないように、ということ?強盗に疎いのでわからない。

警備体制(24時間警備員又は管理人等が常駐、外周壁に高圧電流等が流れる設備を有する物件)の完備した「アパート」で、複数の警備員が、人や車の出入りを監視しているアパートで、出来れば3階以上の階に入居することをお勧めします。

侵入の可能性のある窓には鉄格子を付けると良いでしょう。

この辺りの注意もすごいな。高圧電流や鉄格子を勧められている。ベネズエラ、老若男女関係なくヤバい。

ベネズエラの男子大学院生の僕、聞こえますか。どんな時間帯でもめちゃくちゃ気をつけるように。

あと東京の男子大学院生の僕も普段の生活をもう少し気をつけたほうがいいと思います。


できる立場からできない立場を想像するのは難しいという話でした。まあ、難しいけどちゃんと自覚しようねという話でも難しいから許してねという話でもなく、難しいねという話です。

(続く)