2021.07.25 の日記:間髪入れずにゲームの感想

デスティニーコネクトをクリアした。

参考:2021.07.17 の日記:空飛ぶ魔導店 - ぬるぬるバイオマット日記

ゲームシステムの話は前にしたのでストーリーまわりのことを書こうかな。ネタバレをするぞ~。


わりと王道のタイムトラベルものだった。街の時間が止まってしまったという怪現象を解決するために、過去と未来と現在に渡って時間停止の原因を探っていくストーリー。主人公の家の地下で眠っていたロボットがタイムマシンとしての機能を持っていて、時間を旅することができる。

バック・トゥー・ザ・フューチャーをオマージュ、というかかなりそのまま参考にしていて、過去にタイムスリップした先でタイムマシンが壊れ (BTTFは燃料切れだが) て過去の発明者の博士に助けを求めたりとか、歴史を変えたときにそれよりも未来の人間の存在が薄くなって消えかけたりする。

歴史を改変して人間の姿が薄くなるやつ、表現としてわかりやすいし都合がいいんだろうけど、どうあがいてもタイムパラドックスが生じて整合性がとれなくなるのであまり好きではない。そしてそういうことをしておきながら歴史の修正力という概念を採用したりしているので、因果論的な整合性はあまり考えないほうが良さそうである。このゲーム、シナリオを含めた制作にSYUPRO-DXという会社が関わっている。この会社が昔作った時間ループもののADVゲームがあり、そのシナリオの構成がかなり整合的で洗練されていた (ような記憶がある) ので期待していたのだけど、ちょっと残念である。

ただそんな細かいところを気にしないのであればシナリオはかなり良い (上で述べたのはタイムパラドックスを生みかねない世界設定であるということだけでストーリー自体が矛盾をもって破綻しているわけではない (いやまあ矛盾はしてるか))。歴史の修正力をすごく巧く演出に使っていて、親子それぞれ同じ状況で同じセリフを言わせるのはめちゃくちゃ良かった。


このゲームが特に、というわけではないのだが、子どもが活躍する話があまり好きではないのでそこはマイナスポイントだった。子どもはそんなに強くないだろと思ってしまう。からくりサーカスとかクレヨンしんちゃんとかでも同じようなことを思っている。これはただの難癖です。

まあ戦闘シーンでは明らかにチェーンソーで切りつけられていて、大人も子どもも関係なくそれは即死だろという感じなのだが……。


なんか公式には親子の絆とかがテーマになっているのだがその辺は僕には刺さらなかった……。自分の子どもがいる人がプレイしたらもっといろいろな感想を抱くのだろうね。知らんけど。

家族3世代で戦闘パーティーを組んでいるのは良かったな。そういう意味では主人公の未来の夫は操作キャラにならなくても良かったかもしれない。


次はなんのゲームをやろうかな。