2021.08.22 の日記:†ネットリテラシー2†

調べ物をしていたらこういうサイトを見つけた。

alu.jp

mangaloo.jp

これらはマンガに関するWebサイトなのだが、サービスのひとつとして、出版社の代わりに画像使用のガイドラインを整備している。具体的には出版社や作者の許諾のもとに合法的にSNSで使用できるマンガのコマ画像を提供している。マンガのコマの画像は通常であれば慣例に従った適切な方法で引用しなければSNS等で使用できないが、これらのサイトを経由してコマ画像を使用することで著作権の問題をクリアできる。

有名な出版社の著作権についての姿勢はかなり厳しい (まあ漫画村とかあったし厳しいのはそれはそうなのだが)。

版権・著作権・出版物 : 講談社
一般 | お問い合わせ | 集英社 ― SHUEISHA ―
画像使用・著作権 | 小学館

だからマンガの画像をSNSで引用するとき、それが適切であろう方法であってもわりと慎重になってしまっていた (いやまあわりと何回かアウトなことをしている自覚はあるが)。そこで上述のサービスを使うことで後ろめたさゼロで引用 (たぶん正確に書くと引用ではない。著作権法でいうところの引用に従わずに画像を使用できるということなので) することができる。


みんなこういうサービス知ってた?僕は全然知らなかったんだけど。知らなかったの僕だけ?嫌~~~。

情報収集がわりと苦手なので知らないことがたくさんある。というか知っていることの偏りが強い。TwitterとかのSNSで情報収集するのがたぶん一番便利で効率的なんだろうけどTwitterは知り合いを見るために特化してやっているので厳しい。一度、Twitterで情報収集しようと思い立ってそれ用のリストを作ったりとかしたこともあったけど長続きしなかった。有用な情報を発信している友達を作るのがベストな方法かなあ。でも知り合いが有用な情報を発信していたらそれはそれでまあなんかアレで、人の役に立とうと思いやがってよぉ~と思ってしまう (偽善者ぶりやがってよぉ~という気持ちではなくてマトモになりやがってよぉ~というある程度自虐的な気持ちです)。性癖をさらけ出す目的のツイートやRTが結果として有用な情報の共有になっていると嬉しい。人も情報も両方好きになれるので。あと情報の発信を目的としたときの情報はどうしても一般向けの内容になりやすいのでそれよりは個人の趣向が反映されたオタクっぽい情報のほうが面白いというのはわりとあるかな (あとあなたはあなた自身が面白いんだからあなた自身の面白い情報を発信してくれよという気持ちもあったりするけど、特に研究が関係するものだと面白いけどSNSには投稿できない情報というのは多いだろうからまあそれはしょうがないか……という感じである。ツイートするくらいなら論文として正式に発表するわい!というのもあるでしょう。でも研究内容をSNSに投稿することについてちょっとみんな保守的すぎるような気がしないでもない。いやまあパクられるリスクとか共同研究者への迷惑とか考えると慎重すぎるくらいがちょうどいいとは思うけど、なんかこう理想の研究者のあり方みたいなものが固まってしまっていてSNSを活用しまくる研究者への理解がないというか、インターネット周りの状況はここ10年ほどで目まぐるしく変化していて今もなお激しく変化し続けているのにそれに対して保守的すぎるのもいかがなものかという考えで、厳しい言葉で苦言を呈するのはそちらのほうがリテラシーがないんじゃないかと思ったり思わなかったりいやごめんなさい思ってないですごめんなさい殴らないで叩かないで全部妄言だからそんなこと思ってないから助けて目はやめて目は狙わないであなたを批判しているわけじゃないですごめんてSNSなんて無駄なことやらずに研究します誠心誠意研究しますウオー研究研究!研究するので許してごめんなさ痛い!痛いからやめて!怖い!やめて!やめて!!!)。

こういうの良くない。皮肉って本当にダメだよな~。いくら言う側が面白く感じるとしても (むしろそれがダメだが)。大抵の場合はどちらもどこか間違っていてどこかは正しいので中間のいい感じのところを仲良く探していくべきだと思う。上の文章もニュートラルに無感情で読んでほしい。いやーでもそれは理想論か。感情の逃し場としての皮肉や風刺を否定するのもまた違う気がするし、エゴを重視する普段の僕の立場なら皮肉・風刺を肯定しなければいけないような気もするけど、立場は矛盾してはいけないという立場もまた誤りだとも思っているのでそれも違う。結局全部肯定するか全部否定するのが安定になってしまって全員殺すとか言ってしまう (極端な人間なので)。準安定に留まっていたい。助けてくれ~~~。人間社会、要素の種類が多いタイプの複雑系なので嫌いすぎる。

ともかく皮肉や風刺についてはわりといつも何かしら考えているのでいつか長文でダラダラ日記に書きたい。

善くないものや不謹慎なものがかなり好きだがそこそこのリテラシーはあるので自分からはあまりやらないが、他人が行った不謹慎な行いを楽しむだけなのもズルいので多少は自分も不謹慎なことをしたくて限られた狭いところでそういうことをするが公開された日記でそれをやるな。でもやっぱりインターネットって最近すごく変わっていて、全世界に公開されてはいるけど空間が広くなりすぎていて実質的に何かきっかけがないと世界に開いていかないのでそのわずかな可能性を考えたインターネットリテラシーというのはちょっと違うんじゃないかという考えのうえでのコレ。