2021.08.30 の日記:You デカイ本屋行っちゃいなYo!

行ったことないデカイ本屋に行きたくなったので行ったことないデカイ本屋に行った。

今までは東京でデカイ本屋に行くとなったら新宿の紀伊國屋か池袋のジュンク堂三省堂 (今調べたら全部本店らしい) に行っていたが、どこもだいぶ行き慣れてしまったので新鮮なデカイ本屋を心が求めていた。もちろん同じ本屋であっても行くたびに新刊が発売され、そういう意味ではいつも見る対象は新鮮で楽しいのだが、そうではなくて何階にどのジャンルのフロアがあるだとか特にどのジャンルの蔵書が充実しているだとかどんなカフェが併設されているだとか、そういった要素が構成する空間としての本屋の新鮮さを感じたかった。

もともとその日 (2022.07.31) は本屋に行く予定はなくて、なんとなく博物館か美術館に行こうとしていた。日本科学未来館の特別展「きみとロボット」か国立新美術館の「ルートヴィヒ美術館展」とか良さそうだな~と思っていたけど、当日になったらなんか今日はその日じゃないなという感覚になりボーっと無為に午前中を過ごしていたら突然行ったことないデカイ本屋に行きたい気持ちがムラムラと湧き出したので行ったことない本屋に行くことにした。こういうことをしてるから行きたい特別展に行かないうちに会期が終わるんだよな。自分の行動を縛るものが自分だけだとこういうことをめちゃくちゃやってしまう。長期的な損得を考えると会期のある特別展を優先するべきだとわかっているが、どうせ選択を誤っても自分が困るだけなので損得を度外視して意思決定してしまう。もっと自分を大切にしよう。

特別展の表記、どのくらい正式な名称で書くかいつも迷っている。特にTwitterとか文字数が限られているSNSとか口頭のコミュニケーションで。上の例だと正式には「きみとロボット ニンゲンッテ、ナンダ?」「ルートヴィヒ美術館展 20世紀美術の軌跡―市民が創った珠玉のコレクション」である。まあたぶんタイトルを命名した側の人たちもサブタイトルは略すことを想定して命名しているだろうからサブタイトルを略すのは別に問題ないのだけど、例えば正式名称を尊重してメインタイトルの「きみとロボット」と呼ぶのか、あるいは特別展であることを示すために本来は付いていない文字を付与させた「きみとロボット展」と呼ぶのか、あえて曖昧にそれでもかつ対象を明確に「未来館のあのロボットの特別展」と呼ぶのかは人によって好みが違うと思う。いやまあ「きみとロボット」で通じるからいいじゃんという意見がもう一人のボクから聞こえてくるが、それじゃあ例えばもう会期は終わってしまったが科博の「宝石 地球がうみだすキセキ」はどうするんだという反論をしよう。「宝石」では通じないので、正式ではない「宝石展」かあるいはフワっとした「科博の宝石の特別展」とか言うことになるが……

なんか書いてたらどうでもよくなってきたな。そもそも特別展に行った話をしようとしていたわけではない。デカイ本屋!

(続く)