2021.08.11 の日記:情報教育Toad

写真の供養。

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2014.06.26 撮影

情報教育棟の前にいたヒキガエルの仲間。木曜、そして20:36に撮影しているという情報から部活の練習終わりにJK棟前の駐輪場に自転車を取りに来たときに撮ったんだと思う。8年前のなんでもない日なので何も覚えていない。

「情報教育棟」、10年後くらいに突然話題に出して懐かしがりたい。KOMCEEとかルヴェソンヴェールとかは稀に話題に出るけど情報教育棟は少なくとも僕の周りでは全く話題に出ないのでチャンスである。まあ今ここに書いたことで懐かしさの価値が下がってしまったが。

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2021.11.28 撮影

ついでに最新の情報教育棟の様子を貼っておくか。おそらく二度と入ることはない。


ヒキガエルの話に戻ろう。

眼の後ろの耳腺が大きく盛り上がっているのがヒキガエルの仲間の特徴らしい。生息地域とかを考えるとニホンヒキガエルかアズマヒキガエルの2亜種のどちらか。本来は東京にはアズマヒキガエルしかいないはずだけど、ニホンヒキガエルも人為的に持ち込まれて交雑しているらしいのでこれ以上はわからない。知らんけど。これで普通に間違ってたら嫌だな。カエルの同定もできない人間が何を為せるというのか。

参考:
両生類保全研究資料室
日本産爬虫両生類標準和名リスト 日本爬虫両棲類学会

現状、日本ではカエル (無尾類) は46種 (亜種除く) 認識されているらしい。貝で感覚が麻痺しているので多いか少ないかわからないな。Wikipediaによると世界では6000種超認識されているらしいので、その中の46種と考えるとめちゃくちゃ少ないような気がする。

貝は有肺類に限っても日本で700種強認識されているらしい。多すぎ。減らしてくれ。

いや、滅ぼしてくれという意味ではなく無効な種を統合してくれという意味ですが。

参考:
有肺亜綱 Pulmonata - 日本産生物種数調査 - 日本分類学会連合


アマガエルの分類、

アマガエル科 Hylidae
 アマガエル属 Dryophytes
 ヨーロッパアマガエル属 Hyla

となっているらしいけど、ミスリーディングすぎる。

どうやら元々はHylaがアマガエル属で、Dryophytesは無効あるいはその中の亜属として扱われていたらしいけど最近 (2016年) の系統分類の研究からDryophytesが独立の属として復活したっぽい。日本に馴染みのあるニホンアマガエルDryophytesでありこちらをアマガエル属としたほうが便利 (というか日本ではこちらが真のアマガエル) なので、元々あったHylaにヨーロッパアマガエル属という和名を新しく与えたという事情らしい。

和名と学名の対応関係を調整するのめちゃくちゃ面倒臭そうだな。頑張ってくれ。

参考:
日本産爬虫両生類分類・和名関連文献 日本爬虫両棲類学会
Duellman, W. E., Marion, A. B., & Hedges, S. B. (2016). Phylogenetics, classification, and biogeography of the treefrogs (Amphibia: Anura: Arboranae). Zootaxa, 4104(1), 1-109.


ちなみにHylaギリシア神話のヒュラース (Hylas)、Dryophytesギリシア語のdryos (木) とphytes (植物) に由来するそうな。