北陸旅行AnotherEnd - Chapter6-10 2日目

2日目 - 2023.05.29 Sat.

道の駅 KOKOくろべで車中泊しているところから。

寒すぎて2時に起きた。寒すぎる。まあいけるだろうと思って寝袋を持ってこなかったけど完全に間違いだった。比喩でなくガタガタ震えながら起きた。死ぬ。

一瞬だけエンジンをかけて暖房で車内を温めてから寝て、2時間後に冷え切って起きて、を朝まで繰り返してなんとかしのいだ。初日の夜からめちゃくちゃ消耗してしまった。

寒すぎて6時くらいにもう睡眠はいいやと思って完全に起床したけど (僕が「もう睡眠はいいや」と思っていることから深刻さを察してください)、旅先で朝にやることもなく暇だった。



これは道の駅にあった自動販売機。

この自販機めちゃくちゃワクワクする。お菓子がある時点で相当いいし、飲料のチョイス自体もかなりいい。

自販機にワクワクして2時間過ごした。


ちょっと早いけど今日最初の目的地へ行くことに。

google map


2つ前の立ち寄り地のプロットがついに悪い形で影響してしまった。日付が変わったらプロットは一旦リセットでいいかもしれない。

ところでおわかりいただけただろうか。プロットの英数字のフォントが変わったことを。Calibriからメイリオに変えた。日本語は変わらずメイリオ

メイリオけっこう好きなのでよく使うけど、メイリオに合う英数字フォントがなかなかないような気がする。できれば英数字のフォントは英数字用のフォントを使いたいけど、今回はメイリオとの相性を考えて英数字もメイリオにした。というかいつもは英数字はSegoe UIを使っていたはずなのになぜかCalibriに設定されていた。なぜだ。

メイリオけっこう好きといってもそれは太字の話で、普通の字はあまり好きではない。それもあって、昔は研究発表のスライドにもメイリオを使っていたけど、ここ数年は全然使っていない。

フォントの良し悪しは個人の嗜好とか一過性の世間の風潮の影響が強いと感じているので (もちろん普遍的な傾向はあるけど)、世間で良いとされているフォントばかりが使われるのは少し寂しい。みんながそれぞれ自分の好きなフォントを使ったほうが楽しいのでそうしてほしい。僕は創英角ポップ体が純粋に大好きな人のことを考えて毎晩涙しています。

本題に戻る。




YKKセンターパーク。YKKapのでっかい事業所の隣にある企業博物館的な施設。

9時前に着いたのでまだ開いておらず、周辺を散歩した。



街灯がかわいい。



街灯の幼若個体もいた。



案内表示の看板も統一感があってめっちゃいい。


この良さは現地で誰かと共有したかったという気持ちが強くある。SNSで共有するとかではなくて、人がいない朝の空気感とか旅行の中で見るという文脈も含めて誰かと共有できたらよかったなという気持ち。



9時になったので開館凸。

2つの建物に分かれていて、写真向かって右側の建物にはYKKapの現在の活動や製品を紹介する (子供向けの?) 「YKKものづくり」と創業者を紹介する「創業者吉田忠雄ホール」の2つの区画があって、左側の建物には技術の詳細や過去の事業を (大人向けに?) 紹介する「YKK技術の歩み」とカフェやミュージアムショップの区画があった。

写真撮影は基本的に全てNGで、特定の場所での記念撮影だけが可能だった。厳しい。



その記念撮影ができる特定の場所というのがここです。


それぞれの区画について書いていく。

YKKものづくり」

子供向けのような雰囲気はありつつ、大人でもかなり楽しめる。「大人でも」というか大人のほうが楽しめるかもしれない。

ファスナーの内部構造とか窓枠の内部構造 (特に鍵部分) とか面白い。

ネジ山ってそうやって作るの~~~!?と思った。気持ちいい。

ファスナーの不良品を画像処理で検出するデモがめちゃくちゃ面白かった。後ろから強いフラッシュを焚いてファスナー (片側) を撮影することで、画像をキレイに2値化できてファスナーの輪郭を抽出できる。抽出した輪郭を使って1個1個の噛み合わせの間隔に誤差がないかを画像処理でチェックする。という工程が一連のファスナーを対象として爆速で行われていく様子が、撮影するハード面と処理するソフト面の両方から観察できる。産業~~~!と思った。産業~~~!

大画面でボタンを連打してファスナーを閉めながら世界を周るゲームがあって謎だった。

実際の製品である窓枠を使って展示空間が区切られたりしていて、かつ、パーテーションとしてだけではなく展示物としての役割も果たしていて面白かった。展示ケースそれ自体が展示物になっているみたいなそういう雰囲気。

また、展示物としての窓枠と、その枠を通して見る壁の解説パネル、という構成も面白かった。アートっぽい。

「創業者吉田忠雄ホール」

創業者のありがたいお言葉が展示パネルのあちこちに大量に書いてあって面白かった。

YKK技術の歩み」

前の「YKKものづくり」「創業者吉田忠雄ホール」の2つのコーナーがメインコンテンツだと思ってたら、それ以上の物量の展示が現れてびっくりした。流石に全部はちゃんと見れなかった。

名古屋のモード学園スパイラルタワーズの映像展示が面白かった。

Wikipediaより (いやまあこの画像はCC0なのでWkipediaよりとか書かなくていいけど、自分で撮影した写真ではないことを示す目的もあったりするので。といってもWikipediaよりとか書くと著作権法における引用を想起させるのでミスリーディングでよくないという問題もあるような気もする)


この螺旋に捩れた建物。外壁が三角形の窓から構成されていて、この部分の設計・建設をYKKが担当したらしく、そのときの様子が映像で紹介されていた。

三角形の窓は高さに応じてサイズが異なり、さらに上に行くほど捩れが強くなるらしい。貝を作っているとポリゴンメッシュで同様の構造を軽率に作ることが多いけど、同じような構造でも現実ででかい建造物を作るとなるとこんなに難しいんだなあと思うと同時にそれを実現する技術に感嘆した。

あと展示スペースが実際のタワーの外壁に使われているパーツで区切られていて、めっちゃよかった。

↓これの丸屋根展示館2号館の写真がそれ
ご利用ガイド|YKKセンターパーク ~YKKのものづくりの“ひみつ”を見にいこう!~

「カフェとミュージアムショップ」

ファスナーのグッズがたくさんあって面白かった。


youtu.be


これの3:50くらいで紹介されている「かちっとポーチ三角」がよかった。ちょっとブチャラティすぎる。

本当は良いと思ったものは全部買いたいけど、今回訪れる場所全部でそれをやると本当に生活費がなくなってしまうので我慢した。ここで急に生々しい話をすると、生活費が夏の終わりくらいに尽きる予定なので、じわじわと終わりに向かっていくよりはここで一気に終わらせてやろうと思ってこの北陸旅行を考えていたという裏設定もあるので、むしろ欲しいものをどんどん買ったほうが趣旨には合ってるけど、物を増やしすぎても困ってしまうとこの間部屋の掃除をしていて思ったのでそんな感じです。



YKKセンターパークを後にして次の目的地へ。

google map


11:00頃、魚津埋没林博物館。なんか思ってた外観と違う。

どうやらこの建物はカフェで、カフェの奥にある階段から地下通路を通ると博物館の本体に行けるらしい。かっこいい。ハンター試験かよ。

後から調べたら博物館とその入り口が道路を挟んでいて、連絡通路が道路の下を通っているらしい。すごい構造だ。

魚津水族館との共通券があったので購入。埋没林博物館の後の予定はちゃんと考えてなかったのでちょうどよかった。

「水中展示室」「乾燥展示室」「ドーム館」「テーマ館」に分かれている。




水中展示室。上から観察できるのと、地下もあって横から観察できる。

発見された埋没林を場所は動かさずに地下水で満たして保存している。海が近いけど地下水はほとんど淡水らしい。

地下水で満たして保存するの本当に常人の発想ではないなと思っていたけど、今調べたら建築とかに使う材木関係では水中保存は伝統的に行われていたらしく、わりと自然な発想っぽい。ちゃんと聞いてなかっただけで博物館資料保存論とか授業でも触れられてたのかな。湿度の話はあった気がするけど。

長期保存としてはどうなんだろう。お客様の中に水中考古学とかに詳しい方は……!




地下水での保存に関する実験。結果が気になる。




乾燥展示室。特徴的な建物。やっぱりこの窓もYKKが作ったのだろうか。




今も地中に埋まっている埋没林。地中レーダーとかでどこに埋まっているかが調べられているらしい。

この博士っぽいキャラクター、鼻眼鏡でめっちゃニコニコしているのか眉毛がめっちゃでかいのかわからない。めっちゃ眉毛がでかいほうがデザインとしては好きだけど、めっちゃニコニコしてるのも楽しげでよい。



ドーム館。めっちゃ広くてよかった。縦に広い。

水中展示室と同じくこちらも in situ (in situ?) の展示。こういうのなんて呼ぶのが適切なんだろう (「産状化石」みたいな感じだけど産状そのままではないような気がする。どうなんだろう)。



これはテーマ館の展示で、木の種類の違いを叩いた音で感じてみようという展示だけど、木琴みたいな音が出るのかと思ったらゴッ!ゴッ!って鈍い音が鳴ってちょっとウケた。



魚津の海では珍しいタイプの蜃気楼が見られるらしく、それに関連した展示もたくさんあった。これは温風を出して空気の温度差を作り人工的に蜃気楼を発生させる装置。



かなりわかりづらいけど、こんな感じで蜃気楼が見れる。面白い。



屋上。屋上が展望台になっていると嬉しい。馬鹿と煙と僕は高いところが好きなので。



埋没林博物館を後にして次の目的地へ。

google map


12:30頃、魚津水族館着。

見た目でちょっと不安になる古めの建物と味のある魚のイラスト。

あとで調べたら現存する日本最古の水族館らしい。1913年開館。2回の建て直しを経て今に至る。今の建物自体は40年前に建て直したもの。

入館料が1,000円と安い。市立 (魚津市立) だからというのもあるけどそれにしても安い。埋没林博物館との共通券を買ったのでさらに安くなっている。




まず建物の外の誰でも無料で入れるスペースにチョウザメとペンギンがいる (ペンギンのほうは写真撮るの忘れた)。嬉しい。

無料で入れるスペースに何かがあると嬉しい。富山県美術館のシロクマもそう。MieMuのミエゾウとか科博のクジラとか各種美術館の野外彫刻とかもいい。実際には無料で見れるものだけを見に行くことはほとんどなくて、ほぼ100%入館料を払って中にも入るけど、それでも尚うれしい。ディズニーのアトラクションに並んでじわじわと進んでいるときに建物や小物などの周りの様子から世界観を学びながらテンションを上げていくときの高揚感に近いものを得ることができる。あと、ほとんど科博のシロナガスクジラの感想だけど、展示を見終わって終わりかと思いきや最後に締めの展示があると嬉しくなる。終わりが嫌いなので。

始まりや終わりの境界を曖昧にすることで博物館と日常を地続きのものとして認識できるようになって嬉しい、みたいな感じ。たぶん。いや違うかもしれない。どうだろう。どうですか?


僕が飲み会で一番最後まで残るのも終わりが嫌いだからです。永遠がいい。万が一もしかしたらこれが永遠に続くんじゃないかと淡すぎる期待を抱いて毎回最後まで残るけど、今まで永遠に続いたことはない。それでも次こそもしかしたら永遠に続くかもしれないので僕はこれからも最後まで残り続けます。いつか、ある日を境に僕と連絡がとれなくなったら、永遠の飲み会に囚われていると思ってください。そこに私がいます。

早く永遠になりたい。



入り口のオブジェ。なんとも言えない味がある。前肢の指の数が4なのは何か意味が……?

色と模様からしてマツカサウオをモチーフにしている。

後から知ったけどマツカサウオの発光現象はこの水族館で初めて発見されたらしい。すごい。



中に入ると富山の淡水魚コーナーから始まる。渋い。

渋いけど地域の馴染みのある生き物から展示が始まるのは素敵ね~と思った。しながわ水族館もそういう構成だったような気がする。



解説パネル。イラストが独特で好き。



形態分類の解説でもブレない。目の大きさで見分けられると言いながら目のデフォルメを崩さない。ここたぶんパネル作りながら葛藤があったんじゃないかな。流石にここでは写実的なイラスト使うべきじゃないのかな…いやでもイラストの統一感を守りたい…、みたいな。知らんけど。


順路を進むにつれ海のコーナー、浅瀬から深海へ。




この展示好き。

鏡を使って水槽を下から見れるようになっている。鏡が大きく見やすくて良い。

ミミズハゼ (類)、知らなかった。いやたぶん何かで見たことはあったと思うんだけどミミズハゼとして認識できていなかった。こういうのは一旦認識できたら次々に目に入ってくるようになるものなので、最初にとりあえず認識するのが大事である。覚えたぞ、ミミズハゼ。忘れねぇからな。首洗って待っとけよ (ヌルヌルしているので)。



縁のほうものぼってOKなんだ。かなり嬉しい。僕ものぼっていいですか。



アメフラシお食事中。ずっと見てられる。
















































































































……すみません。

永遠のアメフラシお食事中コーナーに囚われていて、今抜け出してきました。

ずっと見てられるは嘘でした。せいぜい1時間くらい。





数が多い。数が多いと嬉しい。



ダーリアイソギンチャク。イソギンチャクだけど固着性ではなく、海流の力で転がって移動しながら生活しているらしい。

ダーリア ダリア ダーリア 求人
ダーリア ダリア 漂流物


英名はpom-pom anemoneらしい。いいね。





サンゴ。

ついでにサンゴの系統と分類を調べた。

クレードを三角形で書くのクドい?

太字の分類群にサンゴが含まれる。

サンゴという言葉が指し示すものは人や場合によって異なるけど、少なくともどれも刺胞動物門 (Cnidaria) には含まれる。

ほとんどのサンゴは花虫鋼 (Anthozoa) に含まれるけど、それ以外にもヒドロ虫綱 (Hydrozoa) にサンゴと呼べるものがいてヒドロサンゴと呼ばれるらしい (知らなかった)。アナサンゴモドキ科 (Milleporidae) とサンゴモドキ科 (Stylasteridae) とウミヒドラ科 (Hydractiniidae) にはヒドロ虫綱でありながら石灰質を含む骨格を形成するものがいる。科間と科内の系統関係を調べた限り、それぞれの科において少なくとも1回以上石灰質の骨格を獲得しているっぽい。化石でも出ているらしい。


これ以降は花虫鋼のサンゴについて書く。

先程載せた写真に写っている「硬いサンゴ~ハードコーラル~」は全て花虫鋼六放サンゴ亜綱イシサンゴ目 (Scleractinia) のサンゴである。南国のサンゴ礁を想像したときに思い浮かぶ (と僕が想像している) ような典型的なサンゴは十中八九イシサンゴ目である。イシサンゴ目のサンゴは、アラゴナイトの骨格を持ち、浅海で褐虫藻を共生させて光合成をしている。ただし例外もあり、現在知られている中で1種のみ、アラゴナイトとカルサイトの両方からなる骨格を持つものがいる。また、褐虫藻を共生させずに懸濁物食だけで生きているものもそこそこ多く、写真の「薄暗い場所にすむサンゴ」のうち2種はイシサンゴ目のサンゴである (残りはMalacalcyonacea)。

イシサンゴ目内のアラゴナイト骨格は単一起源だと考えられているが、花虫鋼全体ではそれに加えてアオサンゴ目 (Heliopracea) とオオキンヤギ科 (Primnoidae) で、少なくとも2回独立にアラゴナイト骨格を獲得している。アオサンゴ目もオオキンヤギ科もどちらも八放サンゴ亜綱のScleralcyonaceaというクレードに含まれ、イシサンゴ目とは系統的にかなり遠い。アラゴナイト骨格、軽率に作られすぎである。

イシサンゴ目における褐虫藻との共生については、共通祖先で共生が始まりその後複数回独立に共生を止めたか、あるいは共生していない共通祖先から複数回独立に共生を始めたかのどちらかの進化史が考えられるが、研究によって主張が異なる。僕が確認できた研究は全て、系統関係を推定して共生の有無の祖先復元をするという手法をとっていた (そもそも系統分類の研究をメインに調べていたせいだが)。しかし、おそらく共生の進化もしくは“退化”が系統全体に渡って少なくない回数起こっているので、この手法では特定の進化史が飛び抜けて強く支持されることはないと思われる。特定の進化史を強く支持できる手法があるとしたら、共生に関係する遺伝子を比較するとか、分子化石から光合成の証拠を見つけるとかそういうのが有力な気がする。


写真の「軟らかいサンゴ~ソフトコーラル~」の話をする前に八放サンゴ亜綱について少し触れる。従来の八放サンゴ亜綱はウミトサカ目 (Alcyonacea)・アオサンゴ目 (Helioporacea)・ウミエラ目 (Pennatulacea) から構成されていた。しかし最近になって複数の研究でウミトサカ目の多系統性が支持されたので、ウミトサカやウミキノコなどを含むウミトサカ目の一部がMalacalcyonaceaを構成し、宝石サンゴとして有名なアカサンゴやベニサンゴを含む残りがアオサンゴ目とウミエラ目と共にScleralcyonaceaを構成するような分類体系になったようである。

写真の「ソフトコーラル」のうち6種がMalacalcyonacea、1種がホネナシサンゴ目、1種がスナギンチャク目のサンゴである。基本的にカルサイトの骨片や軸を持つ。

ここまで書いて力尽きた。終わりです。


参考
刺胞動物 (Cnidaria) 内の系統 (2018年):
Phylogenomics provides a robust topology of the major cnidarian lineages and insights on the origins of key organismal traits | BMC Ecology and Evolution | Full Text
・Hydroidolina (ヒドロ虫亜綱?) 内の系統 (2008年):
Phylogenetics of Hydroidolina (Hydrozoa: Cnidaria) | Journal of the Marine Biological Association of the United Kingdom | Cambridge Core
・Hydroidolina内の系統 (2015年):
Phylogenetic analysis of higher-level relationships within Hydroidolina (Cnidaria: Hydrozoa) using mitochondrial genome data and insight into their mitochondrial transcription [PeerJ]
・Hydroidolina内の系統 (2021年):
Tackling the phylogenetic conundrum of Hydroidolina (Cnidaria: Medusozoa: Hydrozoa) by assessing competing tree topologies with targeted high-throughput sequencing [PeerJ]
・花虫鋼 (Anthozoa) 内の系統と骨格や共生の進化 (2021年):
Phylogenomics, Origin, and Diversification of Anthozoans (Phylum Cnidaria) | Systematic Biology | Oxford Academic
・花虫綱内の系統と骨格の進化 (2020年):
Palaeoclimate ocean conditions shaped the evolution of corals and their skeletons through deep time | Nature Ecology & Evolution
・イシサンゴ目 (Scleractinia) 内の系統と共生の進化 (2010年):
A Comprehensive Phylogenetic Analysis of the Scleractinia (Cnidaria, Anthozoa) Based on Mitochondrial CO1 Sequence Data | PLOS ONE
・イシサンゴ目内の系統と共生の進化 (2011年):
The ancient evolutionary origins of Scleractinia revealed by azooxanthellate corals | BMC Ecology and Evolution | Full Text
・イシサンゴ目内の系統 (2023年):
A hybrid-capture approach to reconstruct the phylogeny of Scleractinia (Cnidaria: Hexacorallia) | Molecular Phylogenetics and Evollution
・カルサイト、アラゴナイト混合の骨格を持つ唯一のイシサンゴ目サンゴ (2020年):
A modern scleractinian coral with a two-component calcite–aragonite skeleton | PNAS
・イシサンゴ目の共生の進化 (2010年):
Repeated loss of coloniality and symbiosis in scleractinian corals | PNAS
・イシサンゴ目の共生の進化 (2020年):
Frontiers | The Origin and Correlated Evolution of Symbiosis and Coloniality in Scleractinian Corals
褐虫藻と共生していた三畳紀のイシサンゴ目サンゴ (2016年):
Photosymbiosis and the expansion of shallow-water corals | Science Advances
八放サンゴ亜綱内の分類体系 (2022年):
Revisionary systematics of Octocorallia (Cnidaria: Anthozoa) guided by phylogenomics | Bulletin of the Society of Systematic Biologists




水族館のバックヤードが最後に見れるようになっていた。


最近、「見られる」ではなく「見れる」を積極的に使うようになった。伝統的に正しいとされる用法で言葉を使いたいという気持ちはあるけど、「見られる/見れる」については、転換点が既に過ぎてあとは「見れる」が定着していく段階に入っている感覚があるので、時代に身を任せることにした。

とは言いつつ、会話中では「見られる」を使ったりしていて一貫性はない。口語だし何も考えずに正しいとされる言葉遣いをしておけばいいや、という逆説的にも見えそうな思考をしている。

「性癖」についても性的な嗜好の意味では使わないようにしてきたけど、少し前に解禁した。流石に「性癖」を性的でない意味で使っている人が少なすぎるので。

「世界観」も同じく。

「確信犯」「世界線」「爆笑」や重言は保留中である。正しい意味としても誤用としても使わないようにしているが不便すぎる。

まあ有名な誤用に気を使うわりにそれ以外の言葉をかなりいい加減に使っているので全く本質的ではない心がけをしているような気がしないでもない。



そういえばずっと館内にコスプレした人がいるなと思っていたけど、水族館を含む魚津総合公園全体でコスプレイベントが開催されていたらしい。



透明標本。



横にあった自販機。かなり好み。



景色。どこから撮ったんだっけな。記憶がない。今調べたら屋上があるそうなので屋上まで行って撮ったのかもしれないが全く覚えていない。






蜃気楼をモチーフにした魚津市ゆるキャラ、ミラたん。

蜃気楼をモチーフにするのかなり攻めている。蜃気楼を形にしたらもうそれは蜃気楼ではなくなってしまう。


リリクル|和歌山市

ゆるキャラをいろいろ調べていたら、和歌山県ゆるキャラでリデュース・リユース・リサイクルの3Rをモチーフにしたゆるキャラを見つけた。3Rの要素が首から下げたRと書かれた球のみである。割り切り方がすごい。僕も任意のアルファベットが書かれた球を首からぶら下げて任意のモチーフのゆるキャラになりたい。



ここはお土産屋がすごい。かなりすごい。あとから調べて知ったけどけっこう有名らしい。

水族館本体と同じかそれ以上の時間をお土産屋で使ってしまった。



ご飯へ。

google map


ステーキガスト18:30頃 着。

僕は旅行先の夕飯にローカルでもないチェーン店へ行く人間です。

といってもステーキガストに限って言えば、都内で気軽に行ける場所に店舗がないのでむしろ旅先でしか行くことがない。

昔は幡ヶ谷店にステーキガストがあってよく行っていたけど、いつの間にか閉店してしまっていた。ステーキガストかなり好きなので悲しい。

ステーキガストに行きませんか?ステーキガストでダラダラと休日を過ごしませんか?


ところでお気づきだろうか。ダラダラと旅行記を書いていたせいで途中でgoogle mapがアップデートされて色合いが変わってしまった。淡い。



ハンバーグのトッピングにハンバーグがあったので (?)、2枚トッピングした。

ビーフ・ポーク・チキンの合い挽きらしい。


調子に乗ってハンバーグとカレーライスを食べ過ぎてめちゃくちゃ眠くなった。

風呂へ。

google map


高原鉱泉 20:30頃 着。

安牌として昨日と同じスパ銭に行く選択肢もあったけど、昨日と違うところへ。

スパ銭ではなく、公衆浴場法が定めるところの一般公衆浴場である銭湯に来た。

とはいえ露天風呂があったりサウナがあったりして、よかった (サウナは入らなかったけど)。


風呂上がりにドン・キホーテ富山店で寝袋を買った。流石に寝袋がないと死んでしまう。

google map


今日の宿へ。

24:00頃、道の駅氷見 着。

お風呂にゆっくり入っていたのと、ドン・キホーテでブラブラしていたのと、雨が降っていて若干気を付けて運転していたのでかなり遅くなってしまった。


寝る前に少し散歩へ。

氷見市藤子不二雄Aの出身地であり、キャラクターの像があちこちに立っている。


プロゴルファー猿


喪黒福造。


怪物くん。


忍者ハットリくん


喪黒福造。


引きの喪黒福造。


ハットリくんとシンゾウのポスト。




深夜に雨の中無理して像巡りをしてよかった。楽しかった。

とは言ってもちゃんと読んだことあるの笑ゥせぇるすまんくらいだけど。

2日目終わり

(To Be Contineud...)