昨日の話題に関連して，理解と共感のテーマとしてちょっと前に気になったのが限界飯お姉さんの話．
本筋は置いといて，僕が気にしているポイントは限界飯が発覚してその人のフォロワーとかが「これはヤバい」と騒いで食の矯正を勧めたところ．当事者たちの間には何も問題がなかったようだけど，僕はずっとモヤモヤしている．ヤバい理由として指摘されていたのは食べていたものがあまりに偏っていて健康に悪いことだが，騒ぎ方が「”理解”できない」と言う人のそれだったように感じた．食生活の偏りがあったことは事実だし指摘すべきだと思うけど，騒ぐモチベーションがそれとズレていてそのテンションのまま指摘しているところが気持ち悪かった．健康に悪いという「ヤバい」と共感できないという「ヤバい」は本来別のはずなのにそれらが混同されている感じ．今回は食生活が偏っていることが確かに良くないことで，かつ登場する人が基本的に”良い”人だったので問題らしい問題にはなっていないけど，状況が違ったら何かしらの軋轢が生じてもおかしくないと思った．
1 カ月ときどき考えていて，結果こういう結論になったけど，考えすぎな気もする．ちょっと誰かの意見を聞きたい．僕自身が「共感できない」ことに対して騒いでいるだけかもしれない．
野菜を食べるモチベーション
— a (@a151595) 2021年1月28日
Twitter でやったこのアンケートは，完全にこの文脈で明確な目的を持ってやった．
野菜を食べるのが「普通だから」野菜を食べてる人ホントにいないの？「美味しいから」野菜を食べるのは理解できるし疑いなくその通りだと思うけど，「健康のために」野菜を食べている人は本当に「健康のために」野菜を食べている？目的としては「健康のため」で合っていると思うけど，食事に野菜を含めることは既に内面化されていて，毎食野菜を食べるときには「健康のため」だとは思ってないんじゃない？僕の場合だと生野菜サラダを食べるときは完全に「健康のため」に食べていて，仮に野菜を食べなくても健康でいられるとしたら僕はサラダを食べない．しかし，カレーを作るときは状況はより複雑で，仮に野菜を食べなくても健康でいられるとしても僕はカレーに野菜を入れると思う．これは「美味しいから」という理由も少しはあるけどそれ以上にカレーに野菜を入れることが僕にとって「普通だから」野菜を入れる．カレーの材料を買いにスーパーマーケットへ行くとき考えることは，「健康のために」カレーの具材として野菜を入れよう，ではなく，カレーを作るから野菜を買おう（それが「普通だから」），である．知らないが，ちゃんと幼少期からまともな食育を受け続けてきた人はカレーの例と同じように毎食に生野菜サラダをつけることを「美味しいから」ではなく「健康のため」でもなく「それが普通だから」やっていたりしない？知らないけど．
そもそも僕のツイートが言葉足らずではある．
「具材」より「ξ」が先に出る予測変換よ……
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何かを「それが普通だから」やっているときは，そのモチベーションに自覚的でないとかなり危ういかもしれないという話でした．
（「普通だから」というモチベーションで行動する実例が僕のカレーの話しかないのと，危うくなる実例を挙げていないのと，それらの関係性に全く触れていないので，以上の話は全て僕の感覚の話で，本当にそうかはわかりません．でもそんな気がしない？）
