2021.04.07 の日記:富 名声 竹串



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うっせぇうっせぇうっせぇわ

あなたが思うより平行です

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アパートの隣人がいつの間にか引っ越していったらしい.廊下から型板ガラスの窓越しに部屋の中の様子がぼんやりとうかがえるのだが,どうやら物が一切なくなっているようである.しばらく人の気配もしていないので,もう引っ越してしまったと結論づけてよかろう.現代の東京でしかもアパートの一人暮らしとあっては近所付き合いなど皆無と言っていいほどで,隣人を直接見たのはたまたま外出や帰宅のタイミングが合った数回くらいである.会釈くらいしかしていない.

型板ガラス.サブミリオーダーからミリメートルオーダーで表面がデコボコしていて透明感のあるガラスのこと.さっき調べて初めて名前を知った.型ガラスとも言うらしい.今まで本来の擦りガラスとひとまとめにして全て擦りガラスだと認識していた.小学生のときに擦りガラスにセロテープを貼ると光の乱反射が抑えられて向こう側が見えるようになるという豆知識を得て,家にあった型板ガラスに嬉々としてセロテープを貼ったものの何も効果がなく落ち込んだ記憶がある.当時の僕は擦りガラスと型板ガラスの名称の違いは知らなかったけど物が違うことは認識していたので,擦りガラス (当時の認識) の中でも型板ガラスはダメでも擦りガラスなら!と思って本当の擦りガラスを求めて家の中を探しまわってけど我が家には擦りガラスはなかった.

一般家庭に あると思うな 擦りガラスと竹串

竹串は,小学生当時好きだった工作の本があって,ことあるごとに材料に竹串を要求してきたけど,家に竹串がなかったので何も作れなかったという思い出の品です.今思えば親に買ってもらえばよかったな.なんかそういう細かいものを親にねだるという発想がなかった.世の中には生活用品とおもちゃしか存在しなくて,生活用品は家にあるものでおもちゃこそねだるものである,みたいな思考をしていた.大人になったし今こそ買っちゃおうかな,竹串.

4月7日現在,隣の部屋はまだ空いている.この時期に空き部屋ということはしばらくは空いてそう.人が入るとしたら僻地で新人研修を行うような会社の研修期間が終わって新入社員が都内に定住し始める頃だろうか.まあでもうちは社会人が住むにしては貧相な部屋なのであまり人が来そうにない.これまで住んでいた人も学生っぽい雰囲気だったし,現在他に住んでいる人も同じく学生だったり年配のおそらく老後を過ごしているらしき人.いずれにせよ隣に引っ越してくるなら生活音がうるさい人がいいな,こちらも気を使わずに済むので.真夜中に洗濯機を回したい.いや向こうがやっているからといってこちらも同じことをやっていい道理はないのでそうはならないな.非対称なコミュニケーションのほうが安定なこともある.