太古の昔にこの日記 (ここでは日記 (広義) の話ではなく，はてなブログのサービスのことを日記と言っている．日記 (広義) を始める前にも本当に誰にも見せずに物を書いたりしていた．今はもう全て非公開にしたが) を始めたときに ，特に理由もなく「ぬるぬるバイトマット日記」と名前をつけた．Twitterに日記へのリンクを貼るときには自動的に日記のタイトルと合わせて「ぬるぬるバイオマット日記」の文字が追加される．今まで全く気にしていなかったけど，これにより「バイオマット」の検索結果をめちゃくちゃに汚染している．Twitterでバイトマットの情報収集をしたい人への配慮が足りなかった．あと，ぬるぬるの情報収集をしたい人への配慮．やはり名前は英数記号を全て含む8文字以上のランダムな文字列にしないとね．エゴサもしやすいし．贅沢な名だね，今日からこの日記の名前は「BEd4?;yuk%?EGAU日記」だよ！......いや，日記も「日」や「記」単体を検索したい人にとって邪魔だな．下記と書いておいて言及したい箇所に記を書かない人が多いことで有名な「記」を検索したい人にとって邪魔だな．今日から日記 (一般名詞) のことは「9b,A5xFvd*^jAcG」と呼ぼう．今日からこの日記の名前は「BEd4?;yuk%?EGAU 9b,A5xFvd*^jAcG」だよ！この「日記」の場合と同じことが全ての言葉についても言えるから，全ての言葉とさらにそれらの言葉を組み合わせて作れる全ての言葉にそれぞれ独立に別の言葉を与えよう．すなわち，世界を認識する最小要素を全て含んだ集合から重複を許して複数回サンプリングしたものそれぞれに名前として英数記号を全て含む8文字以上のランダムな文字列を与えよう．でもそうすると，ランダムな文字列を構成するひとつひとつの文字が世界の要素である以上，文字の集合からサンプリングされて作られる「名前」は文字よりもずっと多いであろう世界の最小要素からサンプリングして作られてできるものの集合の要素であるところの世界の要素の全てに対応させることができない．とすると世界にはどうしても名前の重複が起こってしまうことになる．これはかなり深刻な問題で，文字列を使って物を示す場合に示す対象である物の中に文字列が含まれていると，おそらくこの問題を避ける方法はない．自己言及にはこういう問題がつきものである．まあしかし，実はこの場合に限っては問題の解決は簡単である．今，全ての世界の要素をそれぞれ独立の文字列で表しているので，文字列と文字列の組み合わせは本質的に意味を持たない．英数記号で書くとわかりづらいので日本語で書くけど，「ぬるぬるバイオマット」と「日記」を組み合わせた「ぬるぬるバイオマット日記」は世界に存在していて意味があり対応する文字列が名前として与えられるべきである一方，「ぬるぬるバイオマットを示す文字列」と「日記を示す文字列」を組み合わせたモノは我々にとっては概念として存在させることはできるものの，物と言葉を独立に一対一対応させる世界の人間にはそのような思考は不可能なはずで，存在しないものと扱ってよかろう．しかし文字列の組み合わせではなく「『～を示す文字列』を示す文字列」といったメタ的な名前はおそらくこの世界の人間も自然に使うようになるだろうが，文字列同士の組み合わせがないのであればそれぞれの名前において，メタ～，メタメタ～～，メタメタメタ～というように一次元的 (加算的に？) に名前が増えていくだけなので，例えばメタ言及をする際には例外的に文字列の独立性を認めて文字列の最後に特定の文字をメタの階層の数だけ加えるなどの策をとることで対処が可能である．さて，名前を示すために文字列を使うやり方はわかりやすくはあるものの，郵便番号や電話番号，IPアドレスにおいて過去に起こってきた問題からもわかるように，十分に長い文字列を使わないと必要な数が確保できずに立ち行かなくなってしまう．ではどうしたら良いか．実数列を使ったらどうだろう．実数はよく見る表記としては「2.23637564...」というように数字の羅列であり文字列と変わらないが，数直線で表すことで表記がぐっと簡単になる．0から1の線分を描いてその中から1点を指し示すだけで無限に続く文字列を書くのと同じ情報量を持つ．区間 \(\left(0,1\right)\) は区間 \(\left( -\infty,\infty\right)\) と同じ濃度の無限なので，0から1の線分から1点を指し示すのは実数全体から数をひとつ選ぶのに等しく，さらには区間 \(\left(0,1\right)\) は \(\left(0,1\right) \times\left(0,1\right)\) ，よりさらには任意の次元の空間とも等しい．多次元空間上の1点を名前として人に伝えることを考えると非常に難しいように思うかも知れない．区間 \(\left(0,1\right)\) 上の関数を考えると関数のほうが視覚的にわかりやすく，しかも関数のほうが多次元空間上の点よりも多く存在する (集合の濃度が大きい)．物の名前として区間 \(\left(0,1\right)\) 上で定義される関数を与えることとしよう．視覚的で違いが認識しやすく，物同士で名前を間違えることも少ないだろう．今日からこの日記の名前は，
です．よ～し早速登録するぞ！
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検索演算子を使おう．
