2021.04.10 の日記:隙がなくても自分語り

気がついたら確定申告が間に合わなさそうな雰囲気になっているので,延滞税を払って期限後に申告することにした.多めに納税するので許して.

忘れていたわけではなくて,ずっと心の片隅に確定申告がいて圧力を感じ続けていたのだけど気づいたらこうなっていた.昔からこういう性格だったな.大学受験のときに間に合うギリギリの最終日に願書を郵送したのを覚えている.締め切りを忘れていたわけではなくて,面倒でずっと何もせずにウダウダしていて前日の夜か当日の朝になって流石に危機感を覚えて,親に頼んで通勤途中に郵便局に寄って郵送してもらった.いや自分でやれよ.今年の受験要項を確認したら必着と書いてあったので,締め切りの前日に郵便局に持ち込んだのだろう.一歩間違えたら僕は今ここにいなかったかもしれない.本当に綱渡りの連続でこれまでの人生を生きてきたので,そろそろ何か大きくやらかして破滅すると思っているのだけど,今はまだそのときではないらしい.一回破滅すれば何かが変わると思って生きてきたけど,そろそろ一度破滅すると人生がやり直せなくなる歳なのでこのまま死ぬまで綱渡りを成功させ続けなければいけないのかもしれない.

大学に入るまではそういう性格だったけど,大学入学からは自立しようとする気持ちが多少芽生えてきて,大学2年生の途中くらいまでの僕は期限は守るし連絡のレスポンスも早いし比較的“マトモ”な人間だった気がする.2年生途中の進振りで地球ナントカ惑星ホニャララ環境学科に進学したくらいからだんだんと今の性格に近づき,もとい,元の性格に戻りはじめた.2年生までは教養の講義と部活とバイトで生活が構成されていて,どれもそこそこ楽しくてバランス良く過ごしていけていた.学科に入ってからは専門の勉強と学科部屋での生活がとても楽しくて他の部活やバイトに時間を費やす意味がわからなくなってしまった.とは言っても,お金のためにバイトは続けなればいけなかったし,部活ではそこそこ重要な役職に就いていたので,どちらもすぐには辞められなかった.そこで仕事に責任感を感じずにテキトーにこなすことを覚えて,ただ乗り切ることだけを考えて日々を過ごしていた.結局3年生のうちに部活もバイトも途中で無理矢理辞めたし,勉学すらテキトーになって今に至る.あのときにもう少しだけ踏ん張れていたら,引退して数年経っても部活の同期先輩後輩に負い目を感じていることもなかっただろうし,たまには部活のOBとして練習に胸をはって顔を出せるようになっていただろうし,元バイト先の洋菓子屋にときどき寄っては近況を聞いたりすることもあったかもしれない.そして,将来の展望を明確に見据えて希望に満ちた研究生活を送っていけたのかもしれない.


90%嘘です.1,2年生のときですら部活もバイトもテキトーにやっていたし,3年生以降も勉学に真面目に励んでいたかと言われると怪しい.3年生以降に忙しくなってさらにテキトーな生活になっただけで,性格は全く変化してません.後悔とかネガティブな感情は持ち合わせていないし,これまでの全ては必然だったと思っている.僕は今までずっとこのままでこれからもずっとこのまま.今週も来週も再来週もずっと oh yeah.

確定申告と願書の話だけが本当.