2021.10.14 の日記:北陸旅行AnotherEnd - Chapter4 ヽ( ・(ェ)・ )ノ

北陸旅行ULTIMANIA

富山市科学博物館を出た。



科学博物館の隣には富山県立近代美術館の跡地があった。建物や設備の老朽化の問題で、2016-2017年辺りに現富山県美術館に移転して、こちらの建物は今は使用されていないらしい。

キレイな建物なので別の目的に再利用しないのかなと思ったけど、どうも耐震工事をするにも解体をするにも数億円かかるらしく (Wikipedia情報)、持て余しているようである。

もちろんダメだろうけど、中に入って何もない美術館を見て回りたかった。むしろ無許可で入りたい。忍び込みたすぎる。夜の美術館跡に潜入したすぎる。

数億円かけてやることではないけど、美術館跡として純粋に建物だけを残して開放してくれないかな。


大展示室展|展覧会一覧|展覧会|静岡県立美術館|日本平のふもと、緑に囲まれた美術館


ちょっと違うけど、こういう企画展があったことを思い出した。展示室の企画展。これ無理してでも行っておけばよかった。かなり後悔している。



次は移転先の富山県美術館へ。

google map


移動のスケール感がわかりやすいように2つ前の立ち寄り地 (今回は富山駅) もプロットしてみたけど、わかりやすいかよくわからないな。むしろ余計にわかりにくくなっている気もする。



13:30頃、富山県美術館着。

平日は人が少ないので写真に人が写り込むのをあまり気にしなくてよくて嬉しい。ちょっと小さく写り込んじゃってるけどまあこのくらいは。

しかし自分がガラスに反射して写り込むのは常に問題である。角度をつけて撮らざるを得ないので難しい。先日Twitterにアップした写真をよく見たら自分がガラスに写り込んでいてめちゃくちゃ反省した。写り込みを気にしたうえでそれでも写り込んでしまったのでかなり辛い。ツイート消そうかと思ったけど戒めとして残しておくことにした。


学割でチケットを買おうとして、学生証を更新していなくて学割が使えないことが発覚した。一生の不覚。たぶん旅行全体を通して洒落にならない額の割引を逃している。

平日なので人が少ないとはいえ、それでもそこそこ人がいた。たぶん休日はかなり混んでいるのだろう。

誇張ではなく富山市科学博物館の数十倍の人がいた。世間を見ていると自然よりは文化や歴史、芸術に興味がある人のほうがかなり多くいるような気がする。自然科学直球の所属にいると感覚が麻痺してしまうけど、現実にはそういう強い傾向がある。歴史はともかく文化や芸術は僕も好きなのでそれぞれ好きな気持ちはわかる (本当か?) けど、ここまで偏った傾向がある理由はよくわからない。



館が所蔵しているコレクション展は、接写しなければ撮影OKで、SNSやブログでの利用については言及がなかった (言及がなかったといよりは、より一般的な書き方をしていた。「著作権法に気をつけてください」みたいな)。



作品ではないけど、順路案内のためだけに作られた案内表示のオブジェクト。こういうの好き。



20世紀の椅子のコレクション。1点物ではなく量販されたものを集めているらしくて面白い。

座れる椅子の展示も普段はあるらしかったけど、今は休止中だった。座りたかった。


同じ空間にポスターのコレクションも展示されていた。けっこう好きなデザインがあったけど見返したらひとつも写真を撮っていなかった。写真に残すことが目的ではないとはいえ、思い出せなくなるので少しは撮っておけばよかった。

椅子とポスターの展示スペースは全然人がいなくてよかった。平日は企画展だけが目当ての地元の人が多いみたいな傾向があるのだろうか。うちらが科博の日本館にあまり行かないように。



プロジェクター画面の前で体を動かすと、リアルタイムで体のポーズがトラッキングされて仮想空間に3次元的な絵を描ける、というやつ。


youtu.be


こんな感じ。

趣味で同じようなものを実装したことがあるけど、手足に装着するような装置なしで画像だけからポーズをトラッキングする技術は未だに精度が微妙なことがある。画像上の手や足や胴の位置関係を推定するのはわりと精度がいいけど、画像から3次元的な位置関係を推定するのはかなり微妙である。例えば手を上げている画像から手が上の方にあることを推定することは容易だけど、手を斜め前方に上げているのか斜め後方に上げているのかを判断するのは難しい。

それにも関わらずこの展示はわりと精度よく3次元的にトラッキングされているように感じた。素人の趣味と比べるのは失礼だけど、やっぱりプロはすごいなと思う。技術解説とかどこかでされてないかな。カメラ複数台使ったりカメラ以外のセンサーを使ったりしているのだろうか。

ただし、この手の技術は発展が早いので僕が使った技術がちょっと古いだけだったという可能性も大きい。




これ美術館のメインコンテンツな気がするけど誰も見ていなかった。かなりわかりづらいところにある。

チケットを買わずに無料で入れるスペースだった。こういうの好き。




屋上はオノマトペに関する遊べる展示になっていて、真ん中の「ふわふわ」の作品で子供がワイワイと遊んでいた。一方で僕は端っこの「ぷりぷり」を見てニヤニヤしていた。



屋上から東に向かった眺め。立山とかの北アルプスがよく見える。


(To Be Continued...)