まだ書いてないゲームの感想がたくさんあるけど、とりあえず北陸旅行記に戻る。こちらもまだ書くことがたくさん残っている。
2日目 - 2023.05.13 Sat.
道の駅 KOKOくろべで車中泊しているところから。
寒すぎて2時に起きた。寒すぎる。まあいけるだろうと思って寝袋を持ってこなかったけど完全に間違いだった。比喩でなくガタガタ震えながら起きた。死ぬ。
一瞬だけエンジンをかけて暖房で車内を温めてから寝て、2時間後に冷え切って起きて、を朝まで繰り返してなんとかしのいだ。初日の夜からめちゃくちゃ消耗してしまった。
寒すぎて6時くらいにもう睡眠はいいやと思って完全に起床したけど (僕が「もう睡眠はいいや」と思っていることから深刻さを察してください)、旅先で朝にやることもなく暇だった。
これは道の駅にあった自動販売機。
この自販機めちゃくちゃワクワクする。お菓子がある時点で相当いいし、飲料のチョイス自体もかなりいい。
自販機にワクワクして2時間過ごした。
ちょっと早いけど今日最初の目的地へ行くことに。
2つ前の立ち寄り地のプロットがついに悪い形で影響してしまった。日付が変わったらプロットは一旦リセットでいいかもしれない。
ところでおわかりいただけただろうか。プロットの英数字のフォントが変わったことを。Calibriからメイリオに変えた。日本語は変わらずメイリオ。
メイリオけっこう好きなのでよく使うけど、メイリオに合う英数字フォントがなかなかないような気がする。できれば英数字のフォントは英数字用のフォントを使いたいけど、今回はメイリオとの相性を考えて英数字もメイリオにした。というかいつもは英数字はSegoe UIを使っていたはずなのになぜかCalibriに設定されていた。なぜだ。
メイリオけっこう好きといってもそれは太字の話で、普通の字はあまり好きではない。それもあって、昔は研究発表のスライドにもメイリオを使っていたけど、ここ数年は全然使っていない。
フォントの良し悪しは個人の嗜好とか一過性の世間の風潮の影響が強いと感じているので (もちろん普遍的な傾向はあるけど)、世間で良いとされているフォントばかりが使われるのは少し寂しい。みんながそれぞれ自分の好きなフォントを使ったほうが楽しいのでそうしてほしい。僕は創英角ポップ体が純粋に大好きな人のことを考えて毎晩涙しています。
本題に戻る。
YKKセンターパーク。YKKapのでっかい事業所の隣にある企業博物館的な施設。
9時前に着いたのでまだ開いておらず、周辺を散歩した。
街灯がかわいい。
街灯の幼若個体もいた。
案内表示の看板も統一感があってめっちゃいい。
人がいない朝の空気感とか旅行の中で見るという文脈も含めて誰かとこれを共有できたらもっとよかったなという気持ち。
9時になったので開館凸。
2つの建物に分かれていて、写真向かって右側の建物にはYKKapの現在の活動や製品を紹介する (子供向けの?) 「YKKものづくり」と創業者を紹介する「創業者吉田忠雄ホール」の2つの区画があって、左側の建物には技術の詳細や過去の事業を (大人向けに?) 紹介する「YKK技術の歩み」とカフェやミュージアムショップの区画があった。
写真撮影は基本的に全てNGで、特定の場所での記念撮影だけが可能だった。厳しい。
その記念撮影ができる特定の場所というのがここです。
それぞれの区画について書いていく。
「YKKものづくり」
子供向けのような雰囲気はありつつ、大人でもかなり楽しめる。「大人でも」というか大人のほうが楽しめるかもしれない。
ファスナーの内部構造とか窓枠の内部構造 (特に鍵部分) とか面白い。
ネジ山ってそうやって作るの~~~!?と思った。気持ちいい。
ファスナーの不良品を画像処理で検出するデモがめちゃくちゃ面白かった。後ろから強いフラッシュを焚いてファスナー (片側) を撮影することで、画像をキレイに2値化できてファスナーの輪郭を抽出できる。抽出した輪郭を使って1個1個の噛み合わせの間隔に誤差がないかを画像処理でチェックする。という工程が一連のファスナーを対象として爆速で行われていく様子が、撮影するハード面と処理するソフト面の両方から観察できる。産業~~~!と思った。産業~~~!
大画面でボタンを連打してファスナーを閉めながら世界を周るゲームがあって謎だった。
実際の製品である窓枠を使って展示空間が区切られたりしていて、かつ、パーテーションとしてだけではなく展示物としての役割も果たしていて面白かった。展示ケースそれ自体が展示物になっているみたいなそういう雰囲気。
また、展示物としての窓枠と、その枠を通して見る壁の解説パネル、という構成も面白かった。アートっぽい。
「創業者吉田忠雄ホール」
創業者のありがたいお言葉が展示パネルのあちこちに大量に書いてあって面白かった。
「YKK技術の歩み」
前の「YKKものづくり」「創業者吉田忠雄ホール」の2つのコーナーがメインコンテンツだと思ってたら、それ以上の物量の展示が現れてびっくりした。流石に全部はちゃんと見れなかった。
名古屋のモード学園スパイラルタワーズの映像展示が面白かった。
この螺旋に捩れた建物。外壁が三角形の窓から構成されていて、この部分の設計・建設をYKKが担当したらしく、そのときの様子が映像で紹介されていた。
三角形の窓は高さに応じてサイズが異なり、さらに上に行くほど捩れが強くなるらしい。貝を作っているとポリゴンメッシュで同様の構造を軽率に作ることが多いけど、同じような構造でも現実ででかい建造物を作るとなるとこんなに難しいんだなあと思うと同時にそれを実現する技術に感嘆した。
あと展示スペースが実際のタワーの外壁に使われているパーツで区切られていて、めっちゃよかった。
↓これの丸屋根展示館2号館の写真がそれ
ご利用ガイド|YKKセンターパーク ~YKKのものづくりの“ひみつ”を見にいこう!~
「カフェとミュージアムショップ」
ファスナーのグッズがたくさんあって面白かった。
これの3:50くらいで紹介されている「かちっとポーチ三角」がよかった。ちょっとブチャラティすぎる。
本当は良いと思ったものは全部買いたいけど、今回訪れる場所全部でそれをやると本当に残りの旅費がなくなってしまうので我慢した。ここで急に生々しい話をすると、生活費が夏の終わりくらいに尽きる予定だったので、じわじわと終わりに向かっていくよりはここで一気に終わらせてやろうと思ってこの北陸旅行を考えていたという裏事情もあり、むしろ欲しいものをどんどん買ったほうが趣旨には合ってるけど、物を増やしすぎても困ってしまうと先日部屋の掃除をしていて思ったのでそんな感じです。そういう感じ。
(To Be Continued...)