2021.08.08 の日記:この世はマジでクソ。幸せな人間もつまらない自虐ネタを言う人間も全員等しく○す。ここにあるのはただひたすらに純粋な○意。クリスマスを真っ赤に染めてやる……レッドクリスマスじゃい!

○に入るのは「催」と「便」で、真っ赤なのは血便です。マジでクソ。


冗談はこれくらいにして普通の日記 (広義) に戻ろう。

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マンガの話。

『灼熱のニライカナイ』が完結した (だいぶ前に)。完結前に前の日記でもちょっとした感想を書いたやつ。

良い終わりかただったと思う。これはめちゃくちゃ良い!と言う感じではないけど落ち着いたキレイな最終回だった。最終巻のAmazonの評価もわりと良くて嬉しい (ちょっと良すぎな気もするけど)。

前の日記にも書いたけどこの作者のシリアスとコメディのバランス感がかなり好きなので次回作も楽しみにしている。クソつまらないコメントを言うと「この作者のシリアスとコメディのバランス感からしか得られない栄養素がある」。

前作や前々作はすごく好みのちょうどいい感じのラブコメ要素があったけど、今作にはラブコメ要素はほとんどない。今作はハードボイルドものなので雰囲気が合わないとかの理由でそういう要素を入れなかったのなら納得である。違う可能性として、過去作で作者はラブコメを特には描きたくなかったけど、編集者との相談のうえで人気のためにラブコメ要素を取り入れたという事情があり、今作ではある程度自由にマンガを描ける身分になったのでハードボイルドのような描きたいものだけを描いているという可能性もある。その場合、僕は作者が不本意ながら人気のために描いた要素をありがたがっているアホで愚かな資本主義の傀儡である。悲しい。

実際、編集者との打ち合わせでマンガの内容はどのくらい変わるのだろうか。より正確に疑問を書くと、出版されるマンガの内容に作者はどれだけ納得しているのだろうか (編集者による内容のテコ入れの是非の話ではなく、作者が描きたいものが何なのかを純粋に知りたいという話)。有名な話として鳥山明は『ドラゴンボール』をもっと早く終わらせたかったというやつがある。あと冨樫関係で調べるとたくさん出てくる。遊戯王もたぶんそういうのが多い。マンガではないけど、前の日記で触れたようにアーノルド・ローベル展で作者と編集者のやりとりが資料として展示されていて面白かった。マンガでもこういうのが知りたい。


BLEACH』の続編 (?) を読んだ。面白かった (そもそも面白くないはずがない)。

内容は完全に新章の序盤だったけど、続巻は出ずにこれを最終巻として真に完結するのでも許せる。そういう完結の仕方があってもいい。俺たちの闘いはこれからだ!、を逃げの手法ではなく正攻法として突き詰めて限界まで研ぎ済ますような。


tonarinoyj.jp

嘘喰い』のスピンオフ (リンク先は第1話) も読んだ。面白かった (そもそも面白くないはずがない)。

思い出してみれば、嘘喰い本編の終わり方が俺たちの闘いはこれからだ!の極致だったな。

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幸せな人間もつまらない自虐ネタを言う人間も、メリークリスマス

面白い自虐ネタを言う人間、めちゃくちゃメリークリスマス